2014/04/14
どんなカリキュラムなら、社員が辞めずに成長してくれるのか?
皆さん、こんにちは。中小企業専門経営コンサルタントの岩渕龍正です。
今日も張り切って、行きましょう!
今日は皆様から、いただきました質問にお答えしたいと思います。
-------------------------相談内容--------------------------------------
マニュアルよりも社員が育つカリキュラムが大事だとわかっていても、どのようなカリキュラムなら、社員が辞めずに、成長してくれるのか、
日々検討しております。
------------------------------岩渕の回答------------------------------------
確かに、カリキュラムは大事です。
しかし、優れたカリキュラムを作ったら、人が辞めないのかというと、必ずしも、そうではありません。
採用した社員が辞めずに、成長するかどうかに一番、影響を与えるのは採用です。採用の失敗は教育で取り戻すことはできないと思います。
もし、現段階で社員の定着率に悩まれてるようであれば、採用プロセスを見直したほうがいいかもしれません。
「うちは既に採用プロセスはかなり改善されてるのでいいと思う」ということであれば、以下のようなカリキュラムを作ってみてください。
・必ず、教える時間を明確にする
⇒単にカリキュラムが決まってるだけでは、本当に教えているかどうかは不明です。誰が、いつ、どのような内容を教えるのか?というレベルにまで落とし込むことが重要です。
・本当に教えたのかどうかチェックできるようにする
⇒教えてると思ったら、実際には教えてなかった。こういうことが現場では非常によく起こります。カリキュラムで決まってる時間は確実に決まったことを教えてもらえるようにされることをオススメします。
・教育担当を決める
⇒その新人スタッフの担当を決めて、その先輩スタッフが責任を持って新人スタッフを育てるとしたほうが先輩スタッフの自覚も芽生えます。
・日誌を書いてもらう
⇒業務中は忙しくて、質問する時間も取れないということが良くあります。
ですので、「聞きづらくて聞けなかった」と言い訳される前に、聞きやすい環境を日誌で作ることをオススメします。
以上です。その他にも、ご不明な点がありましたら、「岩渕への直接相談」をご活用下さい。